しわとりクリームについて

しわとりクリームで注目を集めているのは、コエンザイム（CoQ10）を含んだ物でしょう。また、コエンザイムだけでなく、多種のビタミン（ビタミンEなど）などを付加して、しわとり効果・しわを抑制する効果を増強したクリームが多く発売されています。

また、老化防止成分を含むしわとりクリームなども存在し、老化の兆候をコントロールし、継続的にシワを防止してくれます。コエンザイムはシワの発生を抑制し、老化を防ぎ、継続的にシワを予防してくれるのです。

あるしわとりクリームの臨床試験では、使用後10日で肌の張りが見られ、4〜5週間以内にしわとり効果が発揮されたという結果が出ているそうです。

アメリカのしわとりクリーム

アメリカでしわとりクリームとして大変注目されているのは、「StriVectin (ストリベクチン)」クリームという商品です。これは、もともとしわとり目的ではなく、妊娠線や肉われを除去するために考案されたクリームです。

ですが、近年、顔などのしわとりにも効果があることが実証され、飛ぶような売れ行きを記録しているとのことです。確認されている効果は以下の通りです。

・ しみやしわとり効果
・ 肌のハリ改善
・ 肌のクレーター改善
・ 化粧のりの改善が悪い方
・ 妊娠線や手術跡、肉われの改善

この商品で注目する成分は、活性型の自然派成分「オリゴペプチド」です。これが肌内部のコラーゲンなどを再生し、しわとり効果を発揮します。また、多種の植物エキスを大量に配合して、主成分の働きをさらに活発にします。

この効果は、ビタミンAやビタミンCよりもしわとりに効果があることが報告されているほどです。

しわとりクリームとコラーゲン

しわとりクリームの中でも、コラーゲンの効果をうたったクリームは少なくありません。しかし、コラーゲン入りとはいっても、コラーゲンの分子は大きく、皮膚には吸収されにくいため、実際は肌の奥までは届きにくいのです。

ですから、今、コラーゲンに代わって注目を集める成分は、アンチエイジング効果があると言われる「カイネチン」です。

カイネチンとは広葉樹の中から抽出される抗酸化成分です。大変安定した成分であり、植物細胞の老化過程を抑制し、生命を長く維持させます。また、多種の研究から、肌の老化に関係があるとされる人間の「線維芽細胞」の寿命を延ばすことがわかっています。

線維芽細胞は、肌のキメと肌色を維持する上で重要なコラーゲンとエラスチンを生成する大事な細胞です。実は、この成分、人体でも生成されており、細胞を活性化酸素から守る働きをしているのです。さらに、肌にやさしい非酸性なので安心して使用できます。