ピクテとは何か?

今、投資の世界で注目を集める「ピクテ」とは、世界の電気やガスといった公益企業を投資対象とした投資信託のことを指します。

正式名称は「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド」です。ピクテは、基本的には株式への投資ですから、金利が下がれば、評価額が上がる可能性が高くなります。

これは、金利が下がることで融資を受けやすくなり、企業の設備投資が活発になるためです。

ピクテの利点とは?

投資信託で注目を集めるピクテ、その利点として「公益企業に投資することの安心性」「リターンの高さ」が挙げられます。

公益企業は、電気・ガス・水道など、生活に不可欠なものを扱う会社を指します。公益企業の特徴として、高い配当・倒産の可能性が低いということが挙げられます。

なぜ、公益企業が高配当かと言うと、成長性が他業種より低いため、利益の多くを配当に回すためです。倒産の可能性が低いということについては、生活に不可欠なサービスを提供しているためです。

一般的な企業と比べ、市場に左右されないということは、大きなメリットです。こうした理由から見ても、ピクテが投資信託で注目されることは頷けるのではないでしょうか。

ピクテのデメリット

注目を集める投資信託のピクテにおいても、デメリットは存在します。それは「購入手数料が高額」ということがあります。

それは、長期間の投資をせざるをえないことを意味します。また、投資対象が株式のみということも、投資においてはデメリットです。

要するに、リスク分散の観点から他の投資信託と組み合わせる必要があるのです。さらに、手数料の高さは、取引においてデメリットになりうる材料です。安いといわれる三菱UFJ証券でも3.15%、スルガ銀行でも2.1%の購入手数料が必要です。

ピクテの利率は?

投資信託である、ピクテ・グローバル・インカム株式は、当初(2005年)に約1万円で取引が開始されました。その後、2007年で1万3千円を記録しました。

ピクテの特徴として、基準価格が1万円を割らない限り、毎月の配当時に1万口に対し30円の配当があります。1万口当たり1万3千円だとすると、年利で3%程度という計算になります。

安定性という点においては投資信託でピクテに勝るものはないと考えられます。それだけに長期取引では注目を集める商品になっているようです。

投資においては自己責任が求められますが、メリットとデメリットを比較して、利益をもたらすと判断できたならば、チャレンジする価値はあるのではないでしょうか。

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