郵便局で扱いのある学資保険とは

郵便局などでしきりに宣伝されている保険のひとつとして、学資保険があります。学資保険とは、子供の教育費などの貯蓄を目的にした保険です。毎月「保険料」を支払っていき、中学・高校・大学などの進学時に学資金を受取ることができます。

また、子供が亡くなった場合は死亡給付金、契約者が亡くなった場合は保険料免除といった保障を受けることができます。 分かりやすく言えば「学資を目的にした保険付の積立」です。

学資保険や婚資保険を含めたものを「こども保険」と呼ぶこともありますが、保障の内容はそれぞれの生命保険会社で異なるので名前だけで判断しないほうが賢明です。

一般的には「こども保険は契約者の入院・死亡といった場合の保障が厚い」「学資保険は貯蓄性を重視している」と言われています。ちなみに「教育保険」は学資保険と同じものを指します。

郵便局の学資保険の特徴は?

ここでは、郵便局の学資保険の特徴について紹介します。まず、郵便局の学資保険は、加入できる期間中であれば、いつスタートしても15歳、18歳、22歳の満期で、それぞれの時期に合わせて学資金等の準備ができます。

これは大変大きなメリットです。つまり、将来の節目に合わせた学資金づくりに最適なのだと言えます。次に、郵便局の学資保険は、保険契約者が加入後亡くなった場合などには、その後の保険料は不要という点があります。

さらに、生存保険金付18歳満期学資保険においては、12歳と15歳に基準保険金額の10%の生存保険金を貰えるというメリットがあります。

また、生存保険金付22歳満期学資保険では、18歳に基準保険金額の60%、20歳時に基準保険金額の20%の生存保険金がもらえるという特徴があります。最後に、コースが豊富という点が挙げられます。

郵便局の学資保険は、高校進学コース(15歳満期)、大学進学コース(18歳満期)、大学進学コースで中学進学時(12歳)高校進学時(15歳)に生存保険金が出るコース、大学進学コースで大学進学時(18歳)20歳時に生存保険金が出るコースから選ぶことができるのです。

郵便局に限らず学資保険は必要か

郵便局に限らず、学資保険は必ず加入しなければならない、というものではありません。学資保険の内容は「積立」と「定期保険(生命保険、入院保険)」の組み合わせです。

つまり、定期預金や投資信託などで「積立」をおこない、保険部分は別途契約すればよいのです。 利息の高い定期預金がある場合や、資産運用の知識がある方は「学資保険」に入らずに自分で管理したほうが有利です。

とは言え、学資保険のお世話になった人の中には、学資保険神話をあなたに押しつけてくる人もいるかもしれません。

特に親族からアドバイスされることも度々あるでしょう。それに従うのもひとつの手ではありますが、あなたが納得のいくような運用をすることが最も大切です。

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