にきびの後にできるクレーター

にきびのクレーターとは、にきびが出来た所に赤いシミが出来たり、ぽっこりと月の表面にできたクレーターのようになったりした状態を、一般的に指します。顔に限らず、背中など身体のいたるところにできる、とてもやっかいで見栄えの悪いものです。

にきびが気になって潰してしまった、ほとんどの人がそんな経験を一度はしてきたのではないでしょうか。その、潰した後にできる、ぽっかり空いた穴、それがにきびのクレーターの正体なのです。

このにきびクレーター、なかなか治ってくれません。本格的に治療する場合、とても時間がかかったり、場合によっては一生残ってしまったりするケースもあります。

先ほどあったように、気になるにきびを潰して、そのままにした結果、顔に跡が残ってしまうというケースが最もクレーターの発生原因として多いものです。クレーターを避けたければ、絶対ににきびを潰してはいけません。

にきび後のクレーターはどのようにしてできるのか

ここでは、にきびができて、クレーターになるまでを解説します。まず、にきびの初期状態は、白にきびと呼ばれます。毛穴が詰まったまま放っておくと、これが炎症を起こし、毛穴の開きや赤にきびなどを引き起こします。

にきびの次の段階である赤にきびは、触ると痛みがあり、炎症を起こしているために、そのままにしておくと、どんどん膿んできます。こうして、最終段階の黄にきびができあがってしまいます。

この状態で重症な人は、その膿みが破裂して強い痛みを感じたり、膿みを手で絞ったりすると、膿みと一緒に真皮も飛び出して赤みを帯びたにきび跡ができてしまいます。この段階でのクレーターは、相当重傷の部類に入ります。

ですから、化膿して黄にきびになってしまったら、専門のお医者さんの診察を受け、しっかりと治療を行うことをお勧めします。

にきびのクレーターをあなどってはならない

いずれ治る、と放っておくと、一生消えない跡・クレーターが肌に残ることになります。クレーターになってしまうと、化粧などで隠すには限界があり、隠したとしてもそれがさらに肌への負荷となって、別のクレーターを呼ぶことにもなりかねません。たかがにきびと馬鹿にしてはいけません。

勿論、にきびのクレーターは、命に支障のあるものではありませんが、あなたの日常生活や、あなたの印象を大きく左右するものであることは言うまでもありません。

できるだけ健康な肌で生活するために、毎日、ほんの少しのケアを肌にしてあげてください。それだけでにきびのクレーターを簡単に防ぐことができるのですから。

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