育毛効果のあるカプサイシンとは何か

カプサイシンとは、唐辛子に含まれる成分ので、強い辛みを持っています。カプサイシンには、食欲増進、胃・腸内の殺菌、発汗、脂肪燃焼、血流促進、免疫力増進、疲労回復などの効果があるために、ダイエットや育毛を目的として良く使われています。

例えば、ダイエットに使われるときのカプサイシンは、中枢神経を刺激して、ホルモンを分泌させ、エネルギーの代謝を活性化させます。

結果として、体内に貯まっている脂肪の分解を促進することで、ダイエットの効果を発揮するのです。また、血行を促進して、肩こりや冷え性などを改善するような効果もあります。

カプサイシンの育毛効果について

カプサイシンは、特にイソフラボンと同時に摂取することで、育毛(発毛促進、抜け毛予防)に対して効果が期待されています。特に、M字型の脱毛症にも効果があり、育毛がされると考えられています。これは、現在では改善が困難なタイプの脱毛現象のひとつです。

脱毛は、基本的に頭のサイドからはなく、頭のトップ(てっぺん)から始まることが多いとされています。そこで、脱毛症の方について、サイドとトップの頭皮温度を測定するという実験がされました。

すると、トップの頭皮の温度が、サイドよりも低いことが分かっています。頭皮の温度が低いということは、血行が悪いということなので、抜け毛につながるという結論につながります。

そこで、カプサイシンを摂取すると血液循環が改善され、頭皮の温度も高くなります。結果、育毛に必要な栄養素が頭皮に運ばれることになりますので、脱毛を改善することができるというわけです。

育毛効果のあるカプサイシンとイソフラボンの組み合わせとは

カプサイシンの育毛について最も相性の良いイソフラボンは、熊本大学で研究されています。カプサイシンとイソフラボンを同時に摂取することで、8割近い確率で育毛効果が発揮されるということが分かっています。

つまり、カプサイシン単独よりも、イソフラボンを同時に摂取することで育毛効果が促進されると言うことになります。

髪の毛のもととなる「毛母細胞」は、「IGF−1」というペプチドによって分裂・増殖が盛んになることが分かっています。熊本大学では、カプサイシンとイソフラボンが、このIGF−1を増加させる働きを持つことを発見したのです。

実際の研究では、30人中、20人以上の対象に育毛効果が認められています。また、若年性の円形脱毛症に対しては、目に見えるほどの改善が確認されました。これは、若い時期、時に思春期はIGF−1が高くなるとされているため、ということです。

カプサイシン由来の育毛サプリメントを取るときは、意識してイソフラボンを合わせて摂取したいものです。

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